2021年のアルバム④

2021年の音楽を振り返るシリーズ第4弾。

今回はジャズやらフュージョンやら。
今までの括りもここも、あくまで適当に聴いているだけなので。
直近の動向みたいなものは全く知らぬ存ぜぬな門外漢ですが。
かっちりしてるのからやりたい放題なのまで、ごちゃっと。

f:id:monochromeclips:20220115074109p:plain
アーティスト名義順なので順不同。

1-6







……語ろうにも語るための語彙をもってないんだよなあ。
Chris Corsano & Bill Orcuttはジャム枠でも良かったのか。
Thurston Mooreのアルバムあたりと同じノリで聴いてたので。
こういうところに括りの適当さが表れてますね……。
この中だとElephant9が異色なんでしょうか。
他のアルバムも非常に心地よく聴けて◎。

7-12







ここも全部好き。というかこの枠全部好き。
いやまあどの区分も好きだから選んでるので当たり前ですが。
FuubutushiやImpromptuあたりも、どこに組み込むか迷うアルバム。
こうやって混ざるとスパイス感在あって面白いなあ、とかとか。

13-18







こう並ぶと寧ろJeff Lorberが異色に見えてしまうという。
Marius NesetもBendik Giskeが②なら……とならなくもないですが。
まあレーベルActだしこっちでもOKでしょう。Actすき。
Johan Leijonhufvod Trio、ジャズはなにぶん触れた作品が少ないので。
ケッセルやECM期のメセニーを聴いてるときのテンションで聴いていた、というと。
ちょっと短絡的に過ぎるかもしれませんね。
しっかし北欧な綴りの目立つこと目立つこと。好きですねえ。

19-24







そらケルト好きですからね、なMattCarmicheal。
以下、わりと自由な展開の作品もちらほら(フリーの何たるかも知りませんが)。
Offsetの良質なフュージョン。月間リスナー数一桁なのか……。
Patrick ShiroishiはSamuel Sharpと並べてもよかったかも。
ワンホーンのコンパクトでダイナミックな展開、やっぱ楽しいんだよな。

25-30







ここもおいしいアルバムがたくさん。
Ruby Rushtonはフュージョンのテンションで聴いてたな。
See through 4の重心の軽さ(とは)。Vib.が映える。
Simon Toldenはじっくり浸りたくなる穏やかさ。
ジャケットの簡素さもそれっぽいですね(正直一瞬ECMかと)。
Thomas Clausen Trioのスタンダード集も出色の出来。

31-36







Vijay Iyerで漸くECMが。さらには大江千里の文字も。
メロウよりビビッドを嗜好する質なので、2021年のECMだとこれかなと。
そして、大編成ありフュージョンありの中でラストを飾る大江千里
いや実際、恥ずかしながらジャズの印象全くなかったんですが。
聴いてみたらこれがまた良かったんですよね。
やっぱりキャリア長い人の作品もちゃんと辿って損はないよな……と。
そんなことを再認識させられた一枚でした。



というわけで4つめ、ジャズ近辺でした。
ここも挙げた作品全部好きだもんなあ……。
ジャズの「理解」とは遥か遠方にいる人間ですが。
それもまた一興ということで。
ただ身を委ねるひととき、というやつですね。