2022年のアルバム振り返りシリーズ。
第3弾は国外作品から、ロック周辺ということで。
昨年はあまり音楽を聴けなかった……という印象を即座に否定する、ライブラリに突っ込まれたアルバムの数々。時期によって気分の乗る乗らないはありましたが、振り返ってみれば結局好き放題漁っていたということのようです。
これはどうやら、普段から意識していないと詞が入ってくることなくインストゥルメンタルのそれと同様の聴き方をしがち、という側面が大きく影響していたようで。聞き取ろうとせずとも無意識的に消費カロリーが発生し得る母語で構成された曲よりも、もはや韻を伴った音節として楽器さながらに聴取するようなスタイルをより許容しやすい他言語による詞のほうがより構えずに聴けていた、というところでしょうか。そんな状況で過ごした一年だったので「背景を聴く」というような行為には殆ど及んでおらず、確認していたのは「何処の人たちか」という程度の情報が関の山でした。こういう態度で音楽を聴いている人間の振り返りなど無意味と言われればそれまでですが、もし聴き漁るための糸口になるようであればそれはそれで。
……というわけで、早速ですが。2022年という年は、珍しく「絶対に外せない新譜」というものをすぐに挙げられる1年でした。これは常日頃から優柔不断な人間にとってはたいへんなことです。そんな一枚がこちら。
Movietone - Peel Sessions 1994-1997
はい、よりにもよって蔵出し音源です。とはいえこれも立派な新譜でしょう。なぜこれが真っ先に挙がるかといえば、私の2022年がMovietoneほかブリストルのバンドもろもろを探り当てることで幕を開けたから、ということに他なりません。彼等のオリジナルアルバムに触れたことを契機として、その独特のセンスにどっぷりと浸かっていったのが1月半ば。なんとそこから僅か2週間ほどしか経っていない1月末に、まさかこのPeel Sessionsがリリースされようとは。こんなこともあるんですね。タイミングを逃したこともあり音源の購入に至ったのは発売から数ヶ月を経た春先だったのですが、私にとってあまりにタイムリーすぎるリリース(しかも解散から20年近くの間が空いて)となったこの作品よりも大きなインパクトを残した作品は、残りの期間をもってしてもとうとう現れませんでした。
肝心の内容も素晴らしく、オリジナルアルバムのそれとはまた一風変わったフロアタム系のかなり残響豊かな広がりに特筆される空間の中で、ギターやベースにドラム、さらにはバンドの大きな特徴といえるクラシカルな響き方とはどこか異なるパイプ的な鳴りのクラリネットやサキソフォンといったところが思い思いに鳴り響き、ふと思い出して呟くようなボーカルの間も相まって非常にアブストラクトな音響を形成しています。旋律やハーモニーから調性感が失われているというわけではないため、曲としての聴きにくさはそこまででもないですが、やはりそのダイナミクスと抑揚にはハッとさせられますね。同時にロック然とした曲ではしっかりロックしており、サイケやクラウト、ポストパンクのテンションを好む人にはその方面からのアプローチとしても面白いのではないかと思われます。
……と、このように非常な好印象を残した音源ですが。さらに重要な点として挙げたいのが「これがPeel Sessionの放送音源である」という点です。機会としての希少価値という面では「後年Third Eye FoundationとなるMatt Eloittが参加しているため、オリジナルアルバムでは聴けない音が鳴っている」などという小ネタも挙げられつつ。やはり何よりもまず挙げられるべきはその企画センス、このような一般的な意味で「キャッチー」と形容するにはかなり勇気のいるバンドのライブを矢継ぎ早に放送してくれていたJohn Peelという人の偉大さたるや。ましてやその軌跡たる録音がオリジナルアルバムにも比肩するクオリティというんですから、もはやただありがとうとしか。
そんなことを私にしみじみと実感させてくれた象徴的な作品が、なんとまあ昨年はもう一枚あったというんですからとんでもない。
Broadcast - Maida Vale Sessions
Maida Vale Sessions、つまりMaida Vale Studioにおける録音、というわけで。トラックを確認すれば一目瞭然ですが、こちらも前述のアルバム同様にJohn Peel Session(およびEvening Session)からの蔵出し音源となっています。Broadcastといえばイギリスはバーミンガム、もうオリジナルメンバーの集結は叶うことのない名バンド。こちらも最後のアルバムリリースから10年以上の時を隔てているということもあり、2枚セットで「2022年はこの作品がリリースされた年」という印象が脳裏に焼き付けられました。もちろんこちらも、ところどころに放送音源らしさ溢れるナレーションを挟みつつ、先のMovietone同様の豊かに広がる鮮明な録音を伴った充実の内容です。
実は昨年このアルバムに加え、さらに2枚のレア音源をも立て続けに再発してくれたWarp。大御所レーベルながらなかなかに太っ腹というか、粋なことをやってのけてくれました。やはり貴重な音源こそ風化させないのがいかに肝要か、ということなんですよね。
さて。蔵出し音源繋がりということもあり、せっかくなのでおまけでもう一枚。ちょっとレギュレーション違反気味ですが、ここで触れずしていつ触れる、ということで。
The Verlaines - Live At The Windsor Castle 1986
こちらはヴァイナルのリリースは2021年ということで本稿の内容に厳密には合致しませんが、デジタルリリースは昨年だったこと、その内容がこれまた大満足のクオリティだったこと、そしてThe Verlainesがニュージーランドのダニーデンというラフなインディ・ロックを山と排出してきた土地における代表格バンドの一席を占めており、幾人かの重要人物を辿ることでMovietoneの生まれたブリストルと接続されること……といったところでこじつけて言及したい次第です。こちらに関しては放送音源ではないので、観客の拍手や歓声がダイレクトに乗ったライブ感がたまらないんですよね(それでいて録音そのものは粗さが目立つというわけでもなく、各楽器の音をしっかり聴きとれるのがまた嬉しくもあり)。
蛇足ではありますが。2022年はもうじき年も明けようという時期になって「ダニーデン・サウンドのレジェンド格The Clean(解散後、これまたビッグネームたるBailter Spaceへ)メンバー、Hamish Kilgourの訃報」というまさかの一報が飛び込んできたのも記憶に新しいところです。かの土地におけるインディ・ロックの根幹を担うFlying Nunレーベル、その礎を築き上げたKilgour兄弟を擁するThe Cleanに思いを馳せつつ、勃興から幾年を経てまさに絶好調という時期の同レーベルを牽引したThe Verlainesというバンドの記録に身を委ねる……というと些か感傷的に過ぎるでしょうか。
そんなこんなで、2022年という年は私にとって「蔵出しリリース大豊作の年」という強烈な印象を伴った1年となりました。
いざこうして並べてみるとそのアートワークに関しても書きたくなるというもので。やはりMovietoneの大胆な分割と記号的なイラストに特徴的なフォントが組み合わされたデザインは最高の一言。旧譜との統一感も絶妙です。このアートワークが完成に至るまでの経緯に関しては、旧譜も交えてフロントマンのKate Wright自ら豊富な資料画像を交えつつ語ってくれているので、そちらも辿ってみると◎。
Movietone Peel Sessions from:1000dawns - Twitter Search / Twitter
優勝、Movietone。これにておしまい。
……ということで、これだけで全てを終わらせてしまうのもまたひとつの手だったのですが。そこはやはり新譜然とした新譜の方も振り返っておきたいところ。とはいうものの、こちらはライブラリを整理するだけでも一苦労。あれこれ頭を悩ませて、どうにかこの形となりました。 どこかで枷を設けねば……とインスト作やトラッド寄りなフォークを外しつつ、なんとかロック中心にまとめた結果の産物です。
ギターポップからサイケ、ポストパンクそしてシューゲイザーなどなど。場合によってはド直球のハードコアやクラウト、エレクトロニカの領域に足を踏み入れているものまであったりなかったり。悩んだ末外した作品に対する心残りが全くないと言えば嘘になりますが、それも何かを取捨選択するうえでは避けようのない苦しみということで。以下はいつものアルファベット順、左上→右下。
1. The Age of Colored Lizards - Scrap
オスロのバンド。C86とか引き合いに出されちゃそりゃね。
2. Art Moore - Art Moore
オークランドのバンド。ドリーミーな気怠音楽。
3. Artsick - Fingers Crossed
こちらもオークランドより、再生した瞬間「好き!」が出た。
4. Beach Rats - Rat Beat
Minor Threatじゃんと思ったらある意味正解という。
5. Big Joanie - Back Home
ロンドン。2曲目、音に対する詞の乗せ方がクセになる。
6. Black Market Karma - Aped Flair And Hijacked Ideas
コレもロンドン、のんびりまったりサイケ風味。
7. Bloc Party - Alpha Games
ここにきてかなりしっくりきたの、やっぱり嬉しいよな。
8. Blushing - Possessions
オースティン。たまにゃ重心を低めにとりたくもなる。
9. BODEGA - Broken Equipment
NY。旋律をなぞりつつかわしつつ、が絶妙なボーカル。
10. The Boo Radleys - Keep on with Falling
面子に関して思うところは色々あるんですが、それでも。
11. The Boys With The Perpetual Nervousness - The Third Wave Of...
スペインはマドリードから、これがまた珠玉のギターポップ。
12. The Bug Club - Green Dream in F#
ウェールズですね。ザラザラした感触の心地よい騒がしさ。
13. BULL - Stuck Between The Virtual And Physical World
ヨークシャーの人たち。存分にやってくれと言いたくなる。
14. The Chesterfields - New Modern Homes
蔵出しに限らずとも、こういう大御所がいきなり動くとは。
15. Crossword Smiles - Pressed & Ironed
ミシガンのギターポップな人たちで結成。パワーポップ!
16. Dazy - OUTOFBODY
バージニアのお方のソロ名義。pre-school風味が仄かに?
17. Dot Dash - Madman in the Rain
ワシントンD.C.はこんなにも爽やかなのだろうか。
18. The Dream Syndicate - Ultraviolet Battle Hymns and True Confessions
新譜も充実の気怠音楽でしたね。やさしい手触り。
19. EggS - A Glitter Year
パリ。へえ、と思ったらEn Attendant Ana関連。納得。
20. fanclubwallet - You Have Got To Be Kidding Me
オタワの人。気取らないことで両立する優しさと格好良さ。
21. Feeder - TORPEDO
なぜか今でもしっくりくるの、やっぱり好きなんだよな。
22. Field School - When Summer Comes
シアトルの眠たげながら軽やかなインディ・ポップ。
23. Flasher - Love Is Yours
ワシントンD.C.より。実験っぽさとポップセンス。
24. Flight Mode - Torshov, '05
オスロ、冬ジャケ。2022年のエモはこれに目が眩んだ。
25. Go with Strangers - Finding Ikigai
クアラルンプールの人。二度見せずにはおれぬタイトル。
26. Greg Pope - Rise of the Mythical Creatures
ナッシュビルのパワーポップ。カラッとしたアメリカの音。
27. Haleiwa - Hallway Waverider
ストックホルム。エレクトロニカなMorr勢らしさも見せつつ。
28. Healees - Healees
パリ。甘いけどベタつかないくらいのありがたいバランス感。
29. Henderson Century - Joy Unspeakable
フィラデルフィア。優しさと轟音なポストロック風味。
30. Henry Solomon & Allie Kelly - Menthol
LAのデュオ。輪郭は残しつつ、のメロウな素朴さ。
31. Holiday Ghosts - Credit Note EP
IDM名産地コーンウォール、こういうのも出る肥沃な土壌。
32. Honeyglaze - Honeyglaze
ロンドン。ジャケで鬱屈系かと思いきやそんなことはなく。
33. Hovvdy - billboard for my feelings
オースティン。サクッと聴けるちょいコミカルさが絶妙。
34. Jeanines - Don't Wait for a Sign
NY。たまにこういう発声のボーカル聴きたくなるんですよね。
35. Jim Nothing - In The Marigolds
NZはクライストチャーチ。ジャケとの相性も◎な音。
36. Kamikaze Palm Tree - Mint Chip
LA。ヘンテコなんだけど疲れない系ポストパンク。
37. Kate Bollinger - Look at it in the Light
リッチモンド。柔らかく優しいけど粒立ちは失われず。
38. Kids on a Crime Spree - Fall in Love Not in Line
オークランド。前ノリな勢いもやっぱり楽しいんだよな。
39. Kiwi jr. - Chopper
トロント。肩肘張らずに聴けるポストパンクなノリの有難さ。
40. Lande Hekt - House Without a View
ここでブリストル。土地の音ってのは何がそうさせるのか。
41. The Laughing Chimes - Zoo Avenue EP
アセンズ。前年のアルバムに引き続き、EPも流石の良さ。
42. LAUNDER - Happening
LA。ボーカルと楽器隊の噛み合わせがツボでしかない。
43. Let's Whisper - The In-Between Times
バーリントン。木訥よりなボーカルと隙間の効いた音。
44. Letting Up Despite Great Faults - IV
新譜ありがとう……。こういう一枚に生かされる日々。
45. Loop - Sonancy
目を疑ったとはまさにこのこと。しかも良いんだなこれが。
46. The Lounge Society - Tired of Liberty
ヘブデンブリッジ。ソリッド一直線ではないのが面白い。
47. Mattiel - Georgia Gothic
アトランタ。言うほどゴスか?という印象はさておき。
48. Medicine - Drugs
メンバーは動けどもごちゃごちゃさは健在。
49. Mice Parade - Lapapo
新譜くるとは思ってなかったけど、良かったですねえ。
50. Modern Nature - Island of Noise
ケンブリッジ。1st以来ずっと一推し、今作も間違いなし。
51. My Raining Stars - 89 Memories
オセール。いかにも、なギターと声色の組み合わせ。
52. Nervous Twitch - Some People Never Change
好きなバンドの宝庫リーズより。例によって即掴まれる。
53. NewDad - Banshee
アイルランドはゴールウェイ。前作のノリそのまま。
54. Old Moon - Cities of the Plain
バーモント。昨年はリリース多かったけど全部良かった。
55. Papercuts - Past Life Regression
サンフランシスコ。これも安定の気怠ポップっすね。
56. Phantom Handshakes - A Passport to Remain
NY。声量で埋もれつつ声色で引き立ってくるボーカルの妙。
57. The Photocopies - Hopelessly Devoted
ミシガン。8曲で20分切るなんて惹かれない筈もなく。
58. PLOSIVS - PLOSIVS
サンディエゴ。スーパーバンドとはいえ好きすぎて。
59. Preoccupations - Arrangements
カルガリー。ゴスい。ボーカルの乗せ方が楽しい。
60. Push Puppets - Allegory Grey
イリノイのロック。ジャケに惹かれたけど中身も良い。
61. R.E. Seraphin - Swingshift EP
サンフランシスコ。浸るには最適のバランスな音。
62. The Radio Field - Simple EP
デュッセルドルフだけどドイツ感はそんなに、なロック。
63. Resplandor - Tristeza
リマ→ロッテルダム。そりゃもう新譜ありがとう枠ですよ。
64. Rolling Blackouts Coastal Fever - Endless Rooms
メルボルン。駒の進め方がわりとポップ路線なんよなと。
65. Seabear - In Another Life
レイキャビク、アルバム出るとは組。良かった……。
66. Seventeen Years - Bedroom Gloom
カンザスシティ。リリースペースに驚きつつ。
67. The Silent Boys - Sand to Pearls, Coal to Diamonds
フランスはブルターニュより。ポップセンスの塊。
68. Silverbacks - Archive Material
ダブリン。ばっちり期待に応えてくれたな感。
69. Slack Times - Carried Away
米バーミンガムより。コンパクトさが光る。
70. Softcult - Year Of The Snake
ロッテルダム。初めのフレーズでもう引きつけられた。
71. Spirits of Leo - Gossamer Blue
NY。あまり薄暗すぎるわけでもないのがちょうどいい。
72. Sports Team - Gulp!
ロンドン。中身も好きだけどこのジャケ見たらそりゃね。
73. The Stroppies - Levity
メルボルン。豪州も素晴らしいバンド多いんですよねえ。
74. Submotile - One Final Summit Before the Fall
ダブリン。溶けるような美しさだけに終始しない轟音、流石。
75. Subterfuge - Dots.
デュッセルドルフ。これもドイツ感はさておき良ポップ。
76. Sugar For The Pill - Wanderlust
アテネ。バンド名が全てを物語っているよねと。
77. The Sundries - Full of the Joys of Spring
ロンドン。これまたふとしたときに聴きたくなる声色。
78. Superchunk - Wild Loneliness
元気でいてくれてありがとう……。
79. Supercrush - Melody Maker
シアトル。どこからともなく漂うビークル感?
80. Swami John Reis - Ride the Wild Night
サンディエゴ。かの土地は今もなお重鎮組が元気で良き哉。
81. Swiss Portrait - Safe House
グラスゴーという時点で信頼しかないんですよ。
82. The Sylvia Platters - Youth Without Virtue
バンクーバー。微妙な不安定感がかえって好感触。
83. Tallies - Patina
トロント。微睡み系の音ながら全く埋もれないボーカル。
84. Teenage Tom Petties - Teenage Tom Petties
ヨーク。8曲18分、録音の粗っぽさも併せてどうぞ。
85. Tony Molina - In the Fade
サンフランシスコ。ときに透けて見えるネタ元に微笑みつつ。
86. TOPS - Empty Seats
モントリオール。なんとなく好きであり続けている人たち。
87. The Umbrella Puzzles - On the Meadow
リッチモンド。ジャケットそのままなソフトサイケかな。
88. The Valery Trails - The Sky Is Blue
音楽都市ブリスベン。何はなくとも一曲目のリフ。伝わるか。
89. Welcome Strawberry - Welcome Strawberry
オークランド。硬軟いろんな要素が混ざってて楽しい。
90. The Well Wishers - Blue Sky Sun
サンフランシスコ。ド直球ロックでガンガンいこうぜ。
91. The Wends - It's Here Where You Fall
トリノなのか。ベルカントなアレではなく、素直なポップ。
92. Wet Leg - Wet Leg
ワイト島。低血圧感あるよな……なボーカルが肌に合う。
93. Whimsical - Melt
インディアナ。結局こういうリフに初手で掴まれる。
94. White Flowers - Are You
英プレストン。ドリーム・ポップかくあるべし。
95. Widowspeak - The Jacket
NY。今までにもまして茫洋たる雰囲気。でもすき。
96. Winter - What Kind of Blue Are You?
LA。このノリが来たら逃げられないんだよなあ。
97. Yard Act - The Overload
リーズ。結局ポストパンクは変に疲れないやつが好き。
98. Young Guv - GUV III & IV
トロント。1枠で2枚分だけど、IIIもIVも良かったもんね。
99. Young Prisms - Drifter
これもまさか新譜出るとはなあ……ですよ。
100. 2nd Grade - Easy Listening
フィラデルフィア。16曲35分で駆け抜けるラスト。
というわけで、洋ロックの歌ものもろもろを100枚でした。多すぎるけど備忘録ですからね、削った理由がつけきれぬまま削るのも……というわけで(それでも迷った末漏れてるのがたくさんあるあたり難儀としか言いようがないですが)。とはいえ2021年はここで決めきれずフェードアウトしていたので、なんとか形にできてよかったというのが率直な感想です。既に2023年の新譜もちらほら出てきている昨今、まずはここいらで一区切りでしょうか。
いやもちろん他にも、2021年でいう静や動のアンビエントやらなにやら色々あるんですが。次は何かな~で幕を引く余裕もそろそろなくなってきた頃なので、あとはケ・セラ・セラということでひとつ。
お付き合いいただきありがとうございました、2023年もどうぞ宜しく。では。