2021年のアルバム③

2021年の音楽を振り返るシリーズ第3弾。

さて今回は、エレクトロニカとジャムがメイン。
これもまたあまり並べられる印象のない作品群ですが……。
聴いてて静かなテンションの高まりを実感する枠なのかな。
ま、そんな感じでどうぞ。
にしてもこの枠、存外推したいアルバムが多いんだよなあ。

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アーティスト名義順なので順不同。

1-5






Andrew Lahiffはもう一枚の新譜で①に入れるか迷いましたが。
音と噛み合ったアートワークの美しさもあり、こちらで。
Charlie CoxedgeはWooriedaboutsatanとの共作もありましたね。
こういう反復主体のギターアンビエント的な作品は大好物です。
Dylan Henner、in Cとかやってる方が取り上げられてる印象ですが。
こちらもとても良いです。
……モノクロジャケの2枚だけで好みがバレるな。

6-10






左端はFrom the Mouth of the Sun名義なのでここ。
The Great Electricの1曲目、初めて聴いたときSaxon Shore思い出しました。
曲調とは別の意味で。まあBandcampのコメント見れば理解されるはず。
いや、良いのは確かなんですけどね。あれは驚く。
Kelpeも良かったですねえ。しみじみ、からの躍動、みたいな。
わくわくを楽しめる音というか。

11-15






ここにきてサイケなジャムも乱入。
Mythic Sunshipは何も考えずかっこよさを楽しめますねえ。
2021年はEl Paraisoレーベル周りの人達が静かだったので、今年に期待です。
Papir然り。どちらも今は別レーベルから出してますが。
これもタイトルどおりの良いジャムでしたね。
……とかいってたらそのPapir、1月早速ナンバリングタイトルの新譜出してた。
これもめっちゃくちゃ良かったです。是非。

16-20






ああ、ここもアツい。
Robin Guthrieはそりゃ外さんだろ、という話ですが(なお1月新譜あり)。
Ryley Walker & 幾何学模様もドープなサイケ枠でこれはね、という。
Sam Prekop、実は2020のアルバムがあまりしっくりきてなかったので。
これはビシっとはまって嬉しかったですね。安定のLongform Edition。
Tangentsがここにいるのはどうなのか。ジャズ枠の方がいいのか。むう。
Thomas Fehlman、Kompaktから出るとこうなるんですね。
こういうのきてくれたらいいな、みたいなのが丁度良く。嬉しい。
……結局全部触れちゃったな。

21-25






……で、ここがまたアツすぎるんだよなあ。
そもそも2021年、①で触れたJonas Munkソロのリリースに加えて。
Ulrich Schnaussが彼と、さらにはMark Petersとのコラボリリースですからね。
こんなん沸かないわけがない(Mark PetersはEngineersのギタリスト)。
しかもそれがどれも素晴らしかったとくれば、そりゃもう。
と、ここだけで否応なくテンション上がっちゃうんですが。さらに続けて。
Vapour Theories、めっちゃくちゃ良いギターアンビエント
正直これも①か悩みましたが、ジャム類と同居してほしくもありこちらに。
からのWinterlight。これも一推しですねえ。
厚みのある音の壁とポップ要素、いかにもなエレクトロニカ
……いや、Warp類とか考えるたびこの単語もよくわからなくなるんですが。
そしてX.Y.R.。これも良かった(新譜もう一枚も)。まさに漂う波。
こうやって並べると、ドラムの有無で区切るのも違うなとなるんですよね。
今回の区切りも全ては感覚の産物です。



さて、というわけで。
わりと動きのあるポップさを有した作品群なのかな。
何にせよ聴いてて楽しい25枚でした。今までのもそうだけど。
やっぱりとりわけ好きなアルバムについて触れてるときは長くなるな……。